未経験からでも転職できる。
20代～30代のキャリアを応援する転職サポートサービス

「キャリオプの職種図鑑」9回めは、転職をめざす方をサポートするキャリアカウンセラーについて紹介します。 「キャリオプ」の転職サポートサービスでも、さまざまな業界の求人事情に精通したキャリアカウンセラーが活躍中。実際にどんな仕事をしているのか、具体的に紹介・解説していきます。

就職したい人と、採用したい企業をサポート

キャリアカウンセラーは、就職・転職したいと考えている人と、いい人材がほしいと考えている企業を引き合わせて、転職と採用を同時に成功させる仕事です。企業によって役割が異なり、求職者のカウンセリングのみを担当するカウンセラーと、求職者・人事担当者の両方に対応するカウンセラーがいます。

就職・転職をめざす人をカウンセリングする際には、転職を考えたきっかけ、めざす業界・職種、自身の強み・弱み、将来のキャリアプランなど、多岐に渡る内容のヒアリングを行います。個々の希望やタイプ、業務経験、志向などを理解していないと、どの企業の求人にフィットするのかわからないからです。コミュニケーション力はもちろん、聞き出した内容を客観的に把握・評価する力や、業界・職種・企業についての知識が求められる仕事です。

信頼関係を構築できるかが最大のポイント

実際の業務の流れを紹介しましょう。企業から求人内容に合う人材のリサーチを求められた場合は、自社サイトや専門サイトの登録者のなかから候補者を選定。求職者に転職サポートを依頼された場合は、カウンセリングを実施したうえで、希望に合った求人を紹介します。

やりたい仕事やめざす業界が決まっていない求職者も多いため、これまでのキャリア、好きなこと・嫌いなこと、現在の不安と将来ありたい姿などをさまざまな角度からヒアリング。求職者と人事担当者に大きな決断をしてもらう仕事なので、いかに信頼関係を築き上げるかが重要なテーマです。

求人を紹介した後、企業に候補者に対する意向を確認し、双方が面接を希望したら日時を決定。初めての転職で、不安を感じている求職者に対して、模擬面接を実施したり自己PRの内容をアドバイスしたりすることもあります。面接を終えて企業から内定が出たら、求職者の就業意向を確認。相思相愛となれば、給与など条件の確認・交渉など、求職者の代理人として各種手続きを行います。

未経験からキャリアカウンセラーになれる？

キャリアカウンセラーになるために必須の資格・検定はなく、未経験からでもチャレンジできる仕事です。 経験を積んだ後、「キャリアコンサルタント」という国家資格を取得すれば、クオリティの高いカウンセリングやコンサルティングができる証明を得られます。 他にも民間資格がいくつかありますが、いずれも働き始める時点での取得は必須ではありません。

キャリアカウンセラーに向いているタイプを挙げるなら「聞き上手」です。求職者から、悩みや希望をしっかり引き出さなければならないので、話すのが好きなだけでなく、相手の話を聞くのが得意な人が活躍しています。

キャリアカウンセラーとして働くことで身に付くスキルは、世の中の人材ニーズや採用に関する知識・ノウハウと、人の特徴や魅力を引き出す力です。相手の話を表面的に把握するだけでなく、その裏側にある隠れた望みや気持ちを理解する能力が高まります。人間としての魅力を磨くこともできるのが、キャリアカウンセラーという仕事の大きなメリットともいえるでしょう。

企業・個人の転機や成長に関われる仕事で、自分のサポートが転職・採用の成功という目に見える形で実現するため、大きなやりがいを得られます。「人の役に立てる仕事がしたい」「誰かの人生やキャリアに関われる仕事なら、喜びを感じられそう」という人は、キャリアカウンセラーをめざしてみてはいかがでしょうか。