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キャリオプの職種図鑑⑬ 専門資格がなくてもできる? 医療事務

病院の受付に来た孫とおじいさん

キャリオプの職種図鑑の第13回は、医療事務のお仕事について解説します。
「難しそう」「専門資格がいるのでは」というイメージを抱きがちな医療事務ですが、実際のところはどうなのでしょうか。

普通の“事務”のイメージとは違う仕事内容

医療事務の仕事は、大まかに分けると3種類です。病院などの医療機関へ訪れる患者さんへの対応をする「受付・会計業務」は最も想像しやすいでしょう。診療予約の電話を受けたり、受付で保険証を預かったり、診療後の会計をするなど、私たちが病院へ行った際に必ずといっていいほどお世話になるのが医療事務のスタッフです。

「クラーク業務」は少し専門性がアップします。外来担当の場合は、受付や会計などの業務を受け持つことがありますが、それだけでなくレントゲン準備を手伝うなどより医療機関らしい仕事があります。
病棟担当の場合は、入院している患者さんに関する業務がメインです。手続きのほか、食事まわりの伝票管理、手術や検査のスケジュール管理なども業務範囲に入ります。

一番専門知識が必要になるのが「レセプト業務」。レセプトをわかりやすく言い換えると、健康保険組合宛てに出す請求書のようなものです。病院で受診した際、保険証を出すことで治療費の負担が軽くなるのは、加入している健康保険組合が一部を代わりに払ってくれているからです。病院は、この代理負担分を請求しなければならず、そのために必要な書類がレセプトです。病名や治療内容、薬の名前などを正確に記載しなければいけないので、基本的な知識が必要になります。

実は、医療事務に必須資格はありません

医師や看護師といった仕事は、国から認定された資格が必要ですが、医療事務の仕事について「この資格が絶対に必要」というものはありません。医療事務関連の資格はたくさんありますが、いずれも民間の資格であり、国から「医療事務の資格」として定められたものがないのです。
もちろん資格があれば、採用時に評価されたり、手当がついて収入アップにつながったりするケースはあります。しかし医療事務は、未経験から始めて現場で知識やノウハウを習得する人も少なくありません。「資格がないから無理」と諦めず、まずは求人の応募条件をチェックしてみてください。

医療事務ならではのメリットは、医療に関する知識全般がつくことや、レセプト業務など業界特化の経験を活かしてキャリアアップできることです。未経験からでも接客経験がある方は「受付・会計業務」で経験を活かすことができ、一般事務からキャリアアップをめざすならPCスキル全般が役に立ちます。医療事務の仕事について知りたい方は、「キャリオプ」のキャリアカウンセラーにぜひお声がけください。

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