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「キャリオプの職種図鑑」、今回は求人も就業希望者も多い販売職の仕事について紹介します。

販売職といっても、来店した1人ひとりに丁寧な接客をする百貨店やアパレルなどと、お客様から声をかけられた時に対応するのが基本となるスーパー、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどでは業務内容が変わってきます。
百貨店やアパレルは、コロナウイルス感染拡大の影響で一時的に求人が少なくなっていますが、スーパーやコンビニの求人は活発に動いています。

販売の仕事は、モノを売るだけじゃない

スーパーやコンビニなどでよく見かけるのは、商品棚を整理していた店員さんが混雑するレジにやってくる姿です。
お客様への対応がメインの仕事に見えるかもしれませんが、入荷した商品の管理や店舗内のレイアウトチェックは重要な業務です。いかに多くのお客さんが滞りなく商品を手に取れるかにこだわり、配置を考えなければなりません。売れ筋商品を目立つようにする品出しや、空になった棚への補充と整理、買い物客の発見率が高まるようなレイアウト変更なども担当しています。

接客・コミュニケーション、店内調理、宅急便やチケット販売、振り込みなどの対応と幅広い業務がありますが、マニュアルや研修があるので、未経験からでも十分対応できるでしょう。商品の配置や詳細についてしっかり押さえておくと、お客様が増える時間帯の接客がスムーズになります。基本的な接客マナーが身に付くので、接客業全般の入口として適していると言えるでしょう。シフト勤務となっている店舗が多く、短時間勤務や深夜勤務で働くこともできます。

これらに対して、百貨店、アパレル・ファッション、リユース、専門店などの販売スタッフは、自分たちが売っている商品に対する幅広い知識が求められます。お客様の嗜好やニーズに合わせて、商品をいかに魅力的にPRできるかが、売上を伸ばすポイントです。単価が高いアイテムを取り扱う店舗では、特定の販売スタッフに対応を求めるリピーターも多く、コミュニケーション力、プレゼンテーション力が求められるうえに、商品知識のアップデートも必要となります。

人と接するのが好きで、店舗を成長させたい人に向いている仕事

お客さんと接するのが好きな人や、多くの人々の生活に役立っていることを肌で感じたいと考えている人は、販売職で働くことによって大きなやりがいを得ることができます。

「提案力を身につけて、売上に直接貢献できるような仕事をしたいけど、販売スタッフをやったことがないから難しそう…」という方は、シンプルなお客様対応ができればOKの未経験求人に絞って検討するのがいいでしょう。販売職として評価されれば、正社員登用のチャンスを得たり、店長として全体の管理や運営に関われたりすることもあります。

「まずは現場の仕事を学び、ゆくゆくは店舗の成長に根本から携わっていきたい」「専門スキルや特定の商品に関する知識があるわけではないけれど、接客を通じてお客様の役に立ちたい」という方は、販売職のキャリアをスタートさせてみてはいかがでしょうか。