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キャリオプの職種図鑑⑦ お客様の人生設計を支える不動産営業

新築の家の中に立つスーツ姿の男女

「キャリオプの職種図鑑」の第10回目は、「不動産営業」の仕事です。不動産と聞くと、多くの方が駅前や大通りにある張り紙が目印の店舗をイメージするのではないでしょうか。不動産営業の仕事は、「誰に」「何を」「何のために」売るかで大きく変わってきます。

不動産営業の業態は主に3種類

不動産営業はその名の通り、不動産の売買に関連した営業を行う仕事です。不動産を個人または法人に販売する「不動産販売」、賃貸契約の提案をする「不動産賃貸仲介」、不動産の売買を仲介する「不動産販売仲介」の3種類があります。

まずは「不動産販売」について解説します。不動産販売営業では、自社やグループ企業、あるいは販売委託先が所有している不動産を、個人や法人顧客に販売するのが仕事です。DM、チラシ、サイトを使って物件情報を伝え、問い合わせがあった見込み顧客に電話やメールでアポイントを取り、直接会って営業をするスタイルが基本となります。世間一般でイメージされる「営業」の仕事に最も近い形といえるでしょう。

続いて「不動産賃貸仲介」の仕事を紹介しましょう。部屋探しをする場合、多くの人は賃貸物件を扱っている店舗や専門のサイトを利用します。店舗を訪れた人に対して条件に合った物件を紹介したり、契約に関する説明や実際の手続きをしたり、物件の内覧に同行したりするのが不動産賃貸仲介における営業の仕事です。飛び込みの営業は苦手という方でも、店舗やサイトを通じて相談された際に対応するスタイルなら、チャレンジしやすいのではないでしょうか。

最後は「不動産販売仲介」です。主な仕事は、個人や法人が所有している不動産の売却を仲介すること。最初に紹介した「不動産販売」と大きく違うのは、仕入れも担当するという点です。チラシをポスティングしたり、売りたい人向けのサイトを作ったりして物件を募集し、問い合わせてきた個人や法人の担当者に営業活動を行います。

不動産営業のやりがい、向いている人とは?

不動産営業のやりがいのひとつに、1件あたりの成約で動く金額が大きいということがあります。「不動産販売」「不動産販売仲介」では数千万円単位のお金が動き、お客様の人生やビジネスの転機に関わることができるのがやりがいにつながります。売上額や成約数に応じてインセンティブを支払う会社もあり、仕事の成果が数字で表れることに喜びを見出せる人には向いている仕事です。

未経験からチャレンジできる仕事ですが、業界経験やノウハウがある人は転職する際に有利です。営業として経験を積めば、マンション、戸建て、オフィス、賃貸物件、投資用物件など不動産に関するさまざまな知識が身に付きます。実績を上げて、年収アップやキャリアアップをめざすのが一般的ですが、不動産関連のサービスで起業するという道もあります。

不動産営業になるために特別な資格は要りませんが、宅地建物取引主任者(宅建)は、取っておいたほうがいいでしょう。店舗ごとに、一定の割合で有資格者がいれば問題はないのですが、宅建をもっていない不動産営業は、物件の借主や買主に契約内容を理解してもらうための重要事項説明を行えません。お客様の信頼を高めるためにも、いずれは専門知識を証明できる資格を押さえておきたいものです。

不動産営業に必要なスキルは、地域や業態ごとの不動産に関する最新の知識と、お客様の納得を得るためのコミュニケーション能力です。お客様にとっては、人生やビジネスにおける重要な決断となるため、担当の営業を信頼できるかどうかは大事な要素となります。人と触れ合うのが好き、誰かの役に立ちたい、成果が目に見える仕事がしたいという方は、ぜひ検討してみてください。転職エージェントにご相談いただければ、プロの視点から、あなたに合った求人を提案いたします。

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