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面接でよくある質問対策講座⑥ 「他に選考中の企業はありますか?」

面接で突然聞かれると困る質問について、事前に対策するためのシリーズの6回めです。今回の質問は「他に選考中の企業はありますか?」です。

転職において複数企業に応募するのは当然とはいえ、「御社だけといった方が印象がいいのでは?」「正直に答えていいのかな?」と悩んでしまいますよね。今回も質問する側の意図や、答え方の具体例を交えて解説していきます。

それほど深い意図はなく、選考の進み具合を見ている

求職者が複数の企業に応募しているであろうことは採用担当者も織り込み済みで、他社の選考がどの程度進んでいるのか確認しておきたいという意図であるケースがほとんどです。

他に選考中の企業がある場合は、率直にいっても大丈夫ですが、具体的な企業名などの固有名詞を出す必要はありません。業界や企業のタイプ、職種などについて話し、なぜそういう求人に応募したのかを添えるといいでしょう。

ただし、志望動機で「事務の仕事がしたい」といっていたのに、「営業の仕事にも応募している」となると、事務職に対する熱意を疑われる可能性があります。同じ職種の求人についてのみ話すか、違う職種に応募している理由を伝えるか、いずれにしてもできるだけ正直に答えるのがベターです。

「御社が第一志望」という姿勢は崩さないように

複数社に応募していることは率直に話してよいのですが、「そのなかでも第一希望は御社」という姿勢は貫くようにしましょう。後により条件のいい他社から内定が出て、辞退することになったとしても、選考を通して考えた結果といえばとくに問題はありません。

一方、あまりに多くの企業に応募していると話すと「手あたり次第」という印象を与えてしまう可能性があります。仮に10社近く応募しているとしても、数社程度ということにしておいたほうが無難です。採用担当者が知りたいのは、「転職活動の進捗」「自社についてどう考えているのか」「どんなことを重視して仕事を探しているのか」であり、併願している求人の詳細ではないのですから。

もし既に内定をもらっている企業がある場合、聞かれたら話したほうがいいでしょう。あなたに対する評価が高ければ、早めに結内定通知を出してくれるかもしれません。ただし、内定が出た企業名を告げるのは避けてください。「あそことウチを比べているのか」など、意図しないイメージやネガティブな感情を持たれてしまうのは本意ではないはずです。

慌てず、さらっと応えましょう

聞かれた側からすると答えづらい質問ですが、変に悩まず無難に答えれば問題ありません。マイナスの印象になりうる要素だけ避けて、回答を用意しておけば安心です。いきなり聞かれて動揺し、しどろもどろにならないように気をつけましょう。

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