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2020年10月に厚生労働省はが発表した「新規学卒就職者の離職状況」によると、大卒の就職後3年以内の離職率は32.8％、高卒は39.5%となっています。以前から、新卒で就職してから3年未満で会社を辞める層を指す「第2新卒」という言葉が使われていますが、「高卒4割、大卒3割」という比率はさほど変わらず推移しています。

今までは転職で不利になると見られたこともあった第2新卒ですが、現状は採用難の企業から歓迎されるケースが増えています。第2新卒のどこが強みになり、転職の際にどうアピールしていけばいいのでしょうか。未経験職種への転職をめざす層に向けて、「営業職」でセカンドステージに立つためのポイントを解説します。

営業職は、第2新卒がエントリーしやすい職種

企業にとって、新卒ではなく第2新卒を採用するメリットのひとつに、社会経験があります。入社した会社で、基本的なビジネスマナーはひととおりマスターしており、早期に組織や業務に慣れてくれるのではないかという期待感です。

ついこの間まで学生だった新卒と、社会人経験を1年以上積んだ第2新卒では、教育にかかるパワーや新しい仕事に対する理解スピードが大きく変わってきます。最初の会社で長続きしなかったことに対する懸念よりも、経験や失敗を活かして再チャレンジしたいという熱意への評価が高い会社が、第2新卒を積極採用しているのです。

営業職は、専門知識が必要ない場合が多く、場数を踏むことでノウハウが積み重なる仕事です。未経験からの転職でも、学習意欲やモチベーションが高い人材は成長が見込めるため、第2新卒に注目する会社が多い職種です。

人と接するのが好きな人、成果が目に見える仕事にやりがいを感じられる人は、新たな業界・サービスで再チャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。2度めの就職活動において、自分に合った企業・求人を選ぶ際に、最初の会社でうまくいかなかった原因を明確にしておきましょう。

第2新卒で営業にチャレンジするならはココをアピール！

第2新卒で未経験から営業職への転職活動をする際、企業に対して何をアピールすればよいのでしょうか。最初に伝えたいのは、短期間ではあっても社会人生活のなかで身に付いたことです。ビジネスマナーやコミュニケーションスキルについて、どんなことを学び、何ができるようになったかを具体的に話すようにしましょう。

営業職は社外の取引先や新規顧客とのやりとりが多い仕事であり、会社の看板を背負うことになります。企業にとって、仕事をまかせられる人材であることがしっかり伝われば、面接は半分成功といえます。

一方で、第2新卒の就職活動でネックになるのは「うちの会社もすぐ辞めてしまうのではないか」とい懸念です。

これを払拭するためにも、どうして営業職を選んだのか、新卒の際の会社選びとどう違うのか、志望動機と実現したいことを明確にアピールできるようにしておきましょう。「御社のサービスの魅力を伝えたい」「顧客に何でも相談してもらえる営業になりたい」など、エントリーした企業の事業に対応した動機・意欲を伝えられれば、人事担当者の評価を高められるはずです。

第2新卒の転職は、新しい世界へ飛び込む大きなチャンスです。自分のやりたいことや強みが整理できていない方、どんな会社を選ぶべきか迷っている方は、「キャリオプ」のキャリアカウンセラーに相談してください。未経験から営業職で成功した事例や、営業の求人の詳細情報などを紹介しながら、転職活動をトータルにサポートします。