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答えにくい面接の質問対策講座② 「 退職理由は何ですか?」

退職届

転職の際に面接で聞かれる定番の質問の中にも、答えづらい質問があります。とくに「前職の退職理由」は必ず聞かれる上、正直に答えると後ろ向きな印象を与えかねません。

そこで、答えにくい質問への対策講座第二回は、「退職理由は何ですか?」について。本番で焦らないようしっかり備えておきましょう。

採用側の一番の不安は「またすぐ辞めてしまう」こと

採用活動はもちろん、研修や教育など、新しく入った人を戦力として育てるために会社はそれなりのコストをかけます。

だから中途採用の採用担当者は、「この人はまたすぐ辞めてしまわないだろうか?」という点をとても気にしているのです。

とくに第二新卒での転職や、転職回数が多い場合、退職理由のチェックはしっかりされると考えた方がいいでしょう。採用担当者の不安を払しょくできるよう、説得力があり、「うちでなら前向きにがんばってくれそうだ」と感じさせる内容にするのが大切です。

嘘を書いてはいけませんが、必要以上にネガティブな内容にならないように気を付けましょう。伝えない方がいい内容は、省く判断も必要です。前職に関する不満に言及する場合は、解決するためにどんな努力をしたかを盛り込むと好印象です。

回答例1.残業が多かった

「前職では同僚を含め長時間勤務が常態化しており、朝8時に出勤して終電に間に合わないといった勤務状況が1年以上続いていました。

自分で業務の効率化に取り組んだり、人員を増やせないか上司に相談したりしましたが、改善に向けて動くという話は出てきませんでした。

この状況で長く働き続けることは難しいと考えて、転職を決めました」

回答例2.キャリアチェンジをしたい

「人と関わるのは好きなので、販売職として店頭に立ち接客する仕事を楽しみ、熱意を持って取り組んできました。

しかし、コロナ禍で対面の仕事の不安定さに気づかされたことや、30代をむかえるにあたってこの先も立ち仕事を続けられるかを考え、キャリアの方向を動かすなら今だと思いました。

販売職で培った顧客に寄り添うマインドや接客スキルを活かし、コールセンターでスキルアップしていきたいと考えています」

客観性と一貫性も忘れずに!

ひとつめの残業に関する回答では、具体的にどれくらいの期間どれくらいの残業をしていたのか言及することで、残業の長さに客観性を持たせているのがポイントです。

ふたつめの回答では、キャリアビジョンや自己PRを織り込むことでポジティブな内容になっています。

退職理由に関しては、相手に納得と安心を与えることが重要です。自己PRや志望動機と一貫性を持った内容にすること、自分の感情ではなくできるだけ客観的な事実に基づいて回答することを意識しましょう。