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面接はリアルタイムで進むものだからこそ、想定外の質問でメンタルを見出されないよう事前の準備が重要です。

とっさに答えを考えるのが難しい質問について事前対策を行う当シリーズ、7回目で取り扱うのは「ほかに選考中の企業はありますか？」です。

好感触のサインかも？伝え方を間違えないように！

転職において、複数企業の選考を平行して進めるのは当たり前のこと。それは採用側もわかっているので、YESと答えることには何ら問題ありません。

あえてこの質問をする意図はいくつか考えられますが、回答の際に気を付けるポイントは主に2つ。

ひとつめは、今面接を受けている企業への志望度の高さをアピールすること。

嘘をついてまで「第一志望」と言い切る必要はありませんが、少なくとも「他社の方が志望度が高いのかな？」と思われてしまうような表現は避けましょう。

ふたつめは、仕事探しの軸を感じられるようにすること。

業界や職種で求人を絞っていることなど、どういった基準で応募企業を選んでいるのかに言及すると、志望動機により説得力を持たせることができます。

また、すべてを詳細に話す必要はないので、上記をふまえて他に1～3社程度を選考中だと答えるのが無難でしょう。

あまりに選考中の企業が多いと、手当たり次第に応募しているような印象を与えてしまいます。

採用担当が選考状況を知りたがる場合、あなたの採用を前向きに考えていて、他者に取られないかどうかを心配しているケースもあります。

ただし、ここで嘘をついて「他社からの内定をもらっている」と答えるのはNGです。バレる可能性は低いものの、モラル上大きな問題がありますし、小さな嘘が後々大きな綻びを生むことがないとは言えません。

情報は簡潔に、熱意を沿えるのも忘れずに

例）「未経験から事務の正社員採用にチャレンジしたくて、他に2社を受けています。

御社では段階的に業務の幅を広げていけるという点に大きな魅力を感じており、ぜひ御社で働きたいと考えております」

他社との違いについて言及し、志望度の高さを伝えています。仮に面接の場で「内定をもらったら御社に入社します」と言ったとしても、内定をもらった後から辞退することは可能です。

積極的に嘘をつく必要はありませんが、もし明言するよう求められた場合は迷わず「入社します」と答えて構いません。

例）「同じコールセンターのオペレーター職で1社が面接の結果待ち、1社が来週面接予定です。

将来的にはスーパーバイザーなどのキャリアアップを目指したいと考えており、評価や昇進のフローが明確な御社が第一志望です」

こちらは現在の選考スケジュールも交えた回答です。

実際に第一志望の企業の面接ならば、第一志望であることをとくに積極的にアピールするようにしましょう。