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面接でよくある質問対策講座⑧ 「最近関心のあるニュースは?」

面接で聞かれて困る質問は、大まかに分けて2種類あります。「正直に答えづらい質問」と「予想外であるためすぐに答えが出ない質問」です。今回解説するのは後者。「最近関心のあるニュース」は、いきなり聞かれたら答えに詰まってしまいそうです。

今、いきなりこの質問をされて、理由を添えて答えられるでしょうか。答えられたとして、それは転職活動の面接というシチュエーションにふさわしい内容でしょうか。今回も面接官は一体なぜこんなことを聞いてくるのかを考え、どう答えるべきかについて解説します。

聞かれるのは主に求職者が若いケース

「最近関心のあるニュースは?」という質問で面接官が探っているのは、あなたの人柄です。もっと詳細にいえば、興味や価値観、コミュニケーション能力などを確認しているのです。すなわちこれは、スキルや経験よりも、人柄やポテンシャルを基準に採用される若い世代の求職者に向けられることが多い質問ということになります。

面接に来るのに自己アピールや志望動機、退職理由について話す準備をしない人はほとんどいません。しかし、「関心のあるニュース」という質問なら対策されていないことも多く、本人の素が出やすい質問といえます。過度に相手のプライベートに触れることなく飾らない状態をチェックできる質問として、程よいテーマです。

予想外の変化球には、何よりも動じないこと

答える内容は、できればビジネス関連のニュースがよいでしょう。志望企業に関連する業界のニュースならベターですが、無理して探しておく必要はありません。ただし、業界研究の一環としてニュースをチェックしておくと、求人を選ぶ際の参考になるので、本気でめざす業界については調べてみるといいでしょう。

回答する際は、ニュースの内容と自分がどう思ったかを簡潔に述べれば大丈夫です。ニュースの内容、感想ともに必ずしもポジティブな内容でなくとも構いません。押さえておきたいのは、事実として報道されているニュースを選ぶこと。聞かされた側が不愉快になりそうな内容は避けてください。

ここからは、この質問に限らない話ですが、予想外の質問を受けても慌てないことが何より大切です。仕事に直結しない質問のほとんどは、人柄をチェックするためのものです。それさえ理解しておけば、どんな問いが来ても焦らずに答えられるでしょう。自信をもって話せるテーマを選べば大丈夫です。

「いい加減な返事をしない」のは大事なコミュニケーション能力です。予想外の質問で返答に詰まるのは悪いことではないので、落ち着いて考えてから答えてください。

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