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面接でよくある質問対策講座⑦ 「前職はどのような基準で選びましたか?」

中途採用の面接でよく聞かれる質問について対策するシリーズの7回めは、「前職はどのような基準で選びましたか?」です。似たような質問として、「新卒で就職したときはどのような点を意識して企業選びをしましたか?」というものもあります。

今回の転職に関してなら、誰しも答えを準備しているでしょう。しかし前回の仕事選びのことをいきなり聞かれたら、うまく整理して話すのは難しいのではないでしょうか。事前に過去をしっかり思い返し、質問意図に沿った返答ができるようにしておきましょう。

退職に至った理由を深掘りする質問

中途採用において、採用担当者は「すぐに辞めて転職してしまうのでは?」ということを心配しています。この質問は「どういった理由・経緯で前職に就き、その後退職に至ったのか」「自社で採用した場合に、再度同じことが起こらないか」をチェックする判断材料として聞かれています。

退職理由が会社都合だったり、ライフスタイルの変化に伴うものであったりした場合は、前職を探す際にどんなポイントを意識したのかを思い出し、簡潔にまとめて応えれば問題ありません。一方、前職を「何となく」で選んでしまっていた場合は、正直にいってしまうと印象が悪くなる可能性があります。簡単でもいいので、その仕事を選んだ理由をきちんと用意しておきましょう。

今回と前回の違いがわかるように伝える

大事なのは、「前回の仕事選びの基準」「退職理由」「今回の転職における仕事選びの基準」の3点に、筋が通っていることです。例えば退職理由を「キャリアアップのため」としている場合、前職を選んだ際と今回の転職における仕事選びが同じポイントだと、矛盾があるように感じられてしまいます。

そこでおすすめなのが「前職がいいと思った理由」「状況がこう変わったので退職した」「今はこういった新しい基準で仕事を探している」というように、3つの理由をあらかじめつなげて考えておく方法です。

ひとつ、具体的な例を挙げてみましょう。「人と関わる仕事が好きで、接客販売の仕事を選んだ」「コロナ禍で、今までになかったリスクを感じた」「非対面で、お客様と関わることができるコールセンターの仕事を探している」。これならば、転職に至った流れをわかりやすく説明できています。退職理由や、今回の転職における志望動機は、面接の早いタイミングで聞かれているでしょう。その後、前回の仕事選びについて聞かれたときは、退職を考えた理由や今回の仕事探しの視点とつながるように話せば大丈夫です。

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