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面接でよくある質問対策講座⑤ 「これまでの仕事で一番苦労したことは?」

面接対策シリーズの第5回、今回扱う質問は「これまでの仕事で一番苦労したことは?」です。前職のキャリアが短い方は、エピソードが浮かばなくて苦労したり、どれくらい詳細に話せばいいのか悩んだりするのではないでしょうか。

困難な事態に直面しても簡単にくじけないかを見られている

仕事をしていれば大なり小なり課題に直面し、対応を迫られることがあります。この質問では、困難な事態に直面した時に、あなたがどう考え、どんな行動をするのかを見られているのです。

基本的には「どんな問題があったのか」「どう対処したか」「そこから何を学んだのか」の3つを軸に回答しましょう。あくまで克服する過程が大事なので、最終的に解決できなかった課題や、内容が愚痴っぽくなってしまうエピソードはNGです。

また、仕事で起こったことについて聞かれているので、主体的に関与したことに絞って話しましょう。人名や商品名、サービス名などの固有名詞は最低限に押さえたほうが無難です。

ネガティブな話にならないように!

例えば前職が接客業で、顧客からのクレームに対応した経験について話すとします。この場合は、具体的なクレーム内容について、解決の過程を理解してもらうために必要な部分は触れてもよいのですが、お客様の雰囲気や詳細なやりとりについては省略したほうがよいでしょう。

仕事の上で訪れる困難には、外的要因によって起こったものもあるでしょう。しかし、面接の場面で過剰に言及すると、「他人や環境のせいにしがち」と見られてしまいかねません。

困難を乗り越えたポジティブなエピソードとして伝えるためには、ネガティブな部分は最低限に留め、事実と自らの考え方や行動をフラットに話すのがベターです。あなたがいかにしてその課題に立ち向かったのか、努力や工夫について具体的に語りましょう。

キャリアが短くて、エピソードがさほどなくても、気にせず話してください。重要なのは課題の大きさではなく、努力や工夫で乗り越えたことなので、小さな課題でも胸を張って伝えましょう。例えば「最初は上司や同僚とうまく打ち解けられなかった」「商品やサービスに必要な知識量が多くて、覚えるのが大変だった」といったことでも構いません。

あまり苦労した覚えがないと感じていても、「ありません」はNGです。今まで苦労したことがないと言われると、採用側は「業務上の課題について、把握するのが得意ではないのでは?」「今後ストレスに直面したら対処できないのでは?」と不安に感じてしまいます。小さなことでもいいので、課題、努力や工夫、学び、成長できたことの順で簡潔にまとめて回答しましょう。

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