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インターネット通販の利用者が増え、現金を使わないキャッシュレス決済が広く普及している昨今、クレジットカード業界のマーケットは拡大し続けています。今回は、キャッシュレス化が進んでいく社会でこれからも成長が期待されるクレジットカード業界について紹介します。

クレジットカードの取り扱い高は右肩上がり

本、マンガ、CD、映画、ネットTVなどのエンタメ系コンテンツからオフィス機器、アパレル、リユース、家電、食材、生活雑貨、レストラン、タクシーまで、クレジット決済で手に入らないものはない時代になりました。インターネット通販の成長、フリママーケットの拡大などの後押しもあり、クレジットカードの取り扱い高は2010年代から右肩上がりの成長を遂げています。

「paypay」「楽天pay」「LINE pay」といったQRコード決済や、「suica」「pasumo」「nanaco」などの電子マネーが定着し、クレジットカードを含むキャッシュレス決済は競争が激化しています。クレジットカードにとっては厳しい状況に見えますが、日本は外国に比べて現金利用がまだまだ多いため、マーケット拡大の余地は残されています。安定と成長、どちらをとっても手堅い業界といえるでしょう。

クレジットカード業界にはどんな職種が？

あらゆる業界に欠かせない営業職は、クレジットカード業界でも活躍しています。クレジットカード業界ならではの特色として、カードを取り扱う加盟店への対応をする「アクワイアラ」と、カード利用者への対応をする「イシュア」があり、大手クレジットカード企業は両方の役割を兼ね備えています。営業職求人の場合は、どちらの仕事に近いのかをチェックしておきましょう。

また、クレジットカード業界は信用第一のためカスタマーサポートを重視している企業が多いのも特徴のひとつです。そのため、コールセンターのフタッフやカスタマーサポート系の事務職、信用調査や債権管理などの求人もよく見かけます。金融業界で働きたいけど、専門スキルがないという方は、クレジョットカード業界のコールセンターや事務スタッフからキャリアをスタートするという道があります。コールセンターのカスタマーサポートやテレフォンオペレーターは、未経験からでも転職しやすく、接客や営業系の経験があればアドバンテージになります。

このほか、システム開発・保守・運用を担当するシステムエンジニアやプログラマー、マーケティング・企画などの職種もあります。ただしこれらは専門スキルを必要とする仕事で、未経験からの転職は狭き門となっています。営業職、あるいはカスタマーサポートなど顧客対応や事務系の仕事でキャリアアップしたい方は、今後も成長が見込めるクレジットカード業界に注目してみるのもいいのではないでしょうか。