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キャリオプの業界研究① ネット・動画で提案の幅が広がる広告業界

「転職するなら新しいことに挑戦したい」「今より自分に合った業界を探したい」。そんな方々へ向けて、さまざまな業界の情報を提供する「キャリオプの業界研究」シリーズ。初回となる今回のテーマは広告業界です。身近なようで、実は意外と知らない広告まわりのビジネスモデルや、今後の展望についてチェックしていきましょう!

広告業界の花形といえば広告代理店

広告業界の中でも人気が高いのは、広告の企画や出稿企業とメディアの仲介を行う「広告代理店」。広告代理店は、広告主から依頼を受けて出稿内容を企画し、制作を発注するなどの手配を行って報酬を得るとともに、広告掲載枠を販売したいメディアからの依頼で販売を代行し、手数料を得ています。

企業によっては特定の媒体(交通機関系のみ、WEB系のみ、など)だけを扱っている場合や、特定の企業傘下で専属の広告代理店を担うハウスエージェンシーという業態もあります。

営業と作り手だけじゃない、広告業界の職種

広告業界の職種と言うと、真っ先に思いつくのは広告の文言を作るコピーライターや、画像、映像を作るデザイナーなどの「クリエイティブ」職種でしょう。顧客に最適な広告プランを提案する「営業」も必要です。営業は顧客のアドバイザーであるとともにディレクターでもあり、顧客からの要望や現状の課題を社内外のスタッフに伝える役割も担います。

大規模なプロジェクトになると、営業とクリエイティブの間に「マーケティングプランナー」が入ることもあります。マーケティングプランナーの仕事は、営業からの情報提供を受けて市場の動向やターゲット層についてリサーチ・分析し、最適な広告の手法を考えて、クリエイティブスタッフに依頼することです。さらに近年は、データサイエンティストやエンジニアが関わるケースもあります。インターネット広告の重要性が増している昨今、ビッグデータの活用、広告のPDCAのスピード化、運用のシステム化などが求められるプロジェクトも増えてきています。

届けたい層へ集中して広告を配信するスタイルが主流に

近年は広告費全体のうち、40%以上をインターネット媒体が占め、かつて覇権を誇っていた地上波テレビを大きく引き離しています。特に売上が伸びているのは動画広告。これを読んでいるみなさんも、動画サイトやSNSなどでさまざまな広告を目にしているのではないでしょうか。

インターネット媒体が強いのは、ユーザーの多さや数字が明確に把握できるという特性もさることながら、売りたい商品に興味がある層に絞って広告を打てるからです。スマートフォンの機能向上とともに、ユーザーがインターネットに触れる時間が長くなっており、IT技術の進化に伴いアプローチが多様化。広告と技術を意味する2つの単語をあわせた「アドテクノロジー」という言葉が生まれるほど密接になっています。

IT技術の進化は日進月歩。広告業界も、今後さらなる変化を遂げていくはずです。広告業界に転職したいという方は、興味がある会社の取引先や得意分野、営業・企画・制作など強みとしている領域をしっかりチェックしておきましょう。

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