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面接でよくある質問対策講座③ 「前職の退職理由は?」

面接で定番の質問について対策するシリーズ、3回めのテーマは「前職の退職理由は?」です。本音をいうと、必ずしもポジティブな回答にならないこの質問、答えづらく感じる方も多いでしょう。

面接官は何を聞きたがっているのか、どれくらい本音ベースで話していいのか、例を交えて解説していきます。

面接官は不安に思っている

面接官の立場になって考えてみましょう。今、面接している相手は、他の会社を辞めて自社への転職を希望している人です。となれば、「うちに入ってもまた辞めてしまうのでは?」と不安に思うのは当然ですよね。

だからこそ退職理由、つまり前の仕事を辞めた理由を聞き、自社で採用したらきちんと働き続けてくれそうかを見極めようとしているのです。

つまり、理由として筋が通っていて、面接官から見て「またすぐ同じ理由で辞めることはなさそうだ」と思える内容であることが重要です。「転職理由はポジティブに」とよくいわれますが、ネガティブな内容を一切含んではいけないという意味ではありません。

転職をするということは、多かれ少なかれ、前職に不満や不都合があるわけです。だから、「今回の転職で、不満や不都合がどう解消されるのか」を話のメインに据えましょう。前職の不満について、転職によって解消されるか不透明な点はあえて伏せることも必要です。

辞める前に努力したポイントもアピール

例えば「休日が少なかった」、あるいは「残業が多過ぎた」といった退職理由について話すとします。

「残業が多い」ではどのくらい多いのかわからないので、「月に○○時間ほど」と具体的な数字を出しましょう。そうすれば面接官も「ああ、うちでそこまでの残業が発生することはないから、残業を理由に辞められることはないな」と判断できます。

また、前職を辞める前に、不満を解消するための行動を取ったことをアピールするのも大事です。大げさなではなくてもOK。「上司や会社に相談した」「業務を改善して解決しようとした」ぐらいの内容で構いません。

そのうえで、キャリアプランも説明し、転職がどうプラスに働くかまで説明できればポジティブな結論となります。「残業にあてていた時間を、スキルアップのための勉強に使いたい」「子どもが生まれるので、働きながら家庭での時間も取りたい」と言えば、「残業が多いから」とだけ伝えるのと印象が違ってきますよね。

転職理由でネガティブな印象を与えたくないからといって、嘘の理由を用意するのはやめましょう。本音を交えつつ、面接官の視点を考慮して、転職について前向きに考えていることをアピールしましょう。

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