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リモートワークの進化系 最近話題のワーケーションとは?

観光地のハイビスカス

「ワーケーション」という言葉を聞いたことはありますか?仕事を意味する「ワーク」と、休暇の「バケーション」を融合させたこの言葉。真逆の意味に聞こえる2つの概念がひとつの言葉に入っているのは、何だか不思議ですよね。テレワーク・リモートワークが浸透し始めた頃から、ワーケーションも注目を浴びるようになりました。さっそく、ワーケーションの由来と現状について紹介しましょう。

実は20年前からある言葉

ワーケーションという言葉が生まれたのは2000年頃のアメリカといわれており、さほど新しい概念ではありません。働き方に対し柔軟な考え方をする人が増えるにつれて、少しずつ世界に広まってきたのです。

ワーケーションは、オフィスではなくリゾート地や温泉街など、休暇を過ごす場所でリモートワークをするということを指します。日中に数時間働き、終わったらのんびりバカンスを楽しむ。あるいは、バカンスの後に延泊して仕事に集中する。文字通り「ワークしながらバケーションする」といった働き方です。

最大のメリットは、仕事が忙しくても家族や友人と旅行を楽しめること。まとまった休みが取れればいいのですが、仕事上長期休暇を取るのが難しくても、リモートワークが可能ならワーケーションで両立させることができます。

ワーケーションの認知度が上がった理由

コロナウィルスの感染拡大以降、リモートワークを導入する企業が一気に増えました。これまでは、オフィスで働くのが当たり前でしたが、リモートでも問題なく働けることに気づいた人も多いでしょう。コロナ禍が一定収束するという前提ではありますが、2021年はワーケーションが急速に浸透する可能性があります。

ワーケーションには、コロナ禍で大打撃を受けた観光地を応援するという意義もあります。仕事をするので、密になりにくい少人数での旅行が中心。自治体によっては、ワーケーションに補助金を設ける意向で、都心部からの来訪促進を行う地域が増える見通しです。

最近は、大手旅行予約系サイトでもワーケーション向けプランを企画しており、特設ページが設置されています。熱海、伊豆、鬼怒川のような温泉地や、軽井沢などの別荘地など、なかなか時間が取れずに見送っていた旅をするなら、これからがチャンスになるかもしれません。

制度として、ワーケーションの導入を検討する企業も増えています。人事評価制度やテレワークの環境整備が必要ですが、実施する企業が増えれば、後発組の制度改革のスピードが上がるのではないでしょうか。

リモートワークの広まりによって注目されている新しい働き方、ワーケーション。どのような形で社会に浸透していくのか、注目しましょう。