未経験からでも転職できる。
20代～30代のキャリアを応援する転職サポートサービス

第2新卒とは、一般的に新卒から3年以内で離職した人を指す言葉です。少子高齢化によって若年層が採用難となり、第2新卒歓迎の求人が増えてきています。前回の事務編に続き、今回は営業職について、企業が第2新卒に求める経験や人物像を解説します。

経験不問が多い営業職

営業職は未経験転職の王道ともいえる職種です。業界・職種とも経験不問の求人が多く、未経験歓迎という求人広告もよく見られます。そんな営業職の求人について、実際の事例をモデルケースとしてご紹介します。

■第2新卒歓迎の求人例
【業界・職種】広告業界の営業職
【仕事内容】担当するエリア内の飲食店、ヘアサロンやネイルサロン、ホテル・旅館などに対して、Webサイトを活用した効果的な集客企画を提案。
【企業の希望条件】高い成長意欲をお持ちの方、企業や人に興味のある方、自ら考えて行動を起こせる方、チームプレー志向がある方

希望条件を見ても、業界や実務の経験よりも向上心や協調性など人柄重視であることがわかります。 ポジティブ思考、行動力、コミュニケーション能力を評価する求人が多いのも営業職の特徴です。

求職者視点で見ると、第2新卒であるアドバンテージがわかりにくいのですが、経験や学習を積むことによって成長することを期待されていると考えましょう。営業に対する適性や人間力をアピールする際に、具体的なエピソードがあれば説得力は高まります。
これまでの仕事のなかで自分がどんな貢献をしたのか、短い期間とはいえエピソードを語ることはできるはずです。

積極的に「経験」をアピールしよう！

スキルや経験不問の求人だからといって、これまでの経験を一切問わないわけではありません。営業や接客の経験があればもちろん、電話対応や基本的なビジネスマナーなど前職で得たスキルは積極的にアピールしましょう。

自分がやってきたことのどこがアピールポイントになるかわからないという人は、自己分析からスタートするのがおすすめです。 キャリオプの「就職・転職ガイド」で自己分析の方法についても紹介しているので、よろしければ参考にしてみてください。 ひとりで考えているうちに行き詰ってしまった方は、キャリアカウンセラーに相談してみるとよいでしょう。自分では気づかなかった強みを発見できるかもしれません。

営業の仕事は求人数自体が多く、業界や企業もさまざまなので事前のリサーチを念入りにやっておきましょう。第2新卒歓迎の求人においては、スキルや経験が重視されない分、自分の志向、やりたいこと、その会社でがんばりたいという熱意を伝えることが重要です。前職でのエピソードから自分の強みを、リサーチした業界や企業の情報から次の仕事にかける熱意をアピールし、採用担当者の心をつかみましょう。