未経験からでも転職できる。
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転職準備のひとつとして、資格取得は自分の能力をわかりやすくアピールする手段になります。しかし、自分がめざす仕事にマッチしていて、なおかつ採用担当に注目してもらえる資格でなければ、せっかくの努力も効果的とはいえません。

また、あまりに難易度の高い資格は取るまでに時間がかかり、転職のタイミングを逃してしまうことにつながりかねません。そこで今回は、転職においてアピール力が強く、取得難易度もさほど高くないおすっすめの資格を紹介します。

英語関連の資格ならやっぱりTOEIC

求人市場で英語スキルを判定する基準として、広く用いられているのがTOEICです。
このテストは合格不合格ではなく、実力がスコアという形で明確になるため、自分の英語力をチェックする目的で受けてみるのもいいでしょう。

外資系の企業はもちろん、英語が必須の仕事でなくても高めのスコアなら担当者の目に留まる可能性があります。満点は990点。目安として、600点以上なら履歴書に記載しておくとプラス印象になるといわれています。

経理を目指すなら日商簿記検定

日商簿記検定は、日本商工会議所が実施している簿記に関する資格です。試験では主に、企業のお金を管理する経理の仕事で必要になる知識について問われます。1級～3級まで難易度は3段階。転職の際にアピールするなら、2級以上をめざしましょう。

経理の求人で未経験OKという場合、日商簿記検定2級が推奨もしくは必須になっているケースもあり、取得しておくと転職先の選択肢が広がります。経理の仕事についての理解を深めるきっかけにもなるので、将来のキャリアとして興味があるなら、まずは参考書を手に取ってみるのがよいでしょう。

金融・保険に幅広く対応できるファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、ライフプランに合わせた資金計画を立てようとする人の相談に乗るための資格です。人生におけるお金の運用全般のアドバイザーなので、資産運用や保険、年金や税金などについて幅広い知識が要求されます。銀行や保険、証券など金融業界、住宅メーカーや不動産業界をめざす人 にとっては狙い目の資格です。

試験の内容を見ると「難しそう」と思う人もいるかもしれませんが、「FP（ファイナンシャルプランナー）技能士」は1級～3級までの段階があり、3級は誰でも受験可能です。3級の合格率は50%程度で、実務系資格としてはそこまで難関ではありません。プライベートでも活用できる資格なので、金融や保険に興味があるなら勉強しておいて損はないでしょう。

転職において、資格を取得することの意味は、履歴書にその資格名を書くだけではありません。せっかく資格を取るなら、学習を通じて仕事にどう活かせるかを理解し、転職をめざして努力してきたことをアピールしましょう。

同時に、資格にこだわり過ぎないことも重要です。めざす仕事に資格は必要か、どんな資格を取ればよいのか、合格ラインに到達するためにはどれくらいの時間がかかるのか。これらをしっかり検討し、資格取得と転職成功につなげてください。