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未経験転職の心得

紹介予定派遣、契約社員、正社員のどれをめざす? 未経験転職のメリットデメリット

社員採用比較のイメージ

社員未経験から社員転職をしようと思った場合、おおまかにわけて「紹介予定派遣」「契約社員」「正社員」という3通りの方法があります。当然ながらそれぞれメリットとデメリットがあり、誰にとってもベスト!という方法はありません。今回はそれぞれについて長所短所を解説するので、自分にあった雇用形態を選んでください。

条件は最高、ハードルも高めの正社員

一般的に最も条件がいいと言われるのは正社員です。唯一「正規雇用」と呼ばれる雇用形態であり、雇用の期限がありません。会社の都合で解雇されることはほとんどないので抜群の安定性を誇ります。長期の雇用が前提なので、社員を育成するための研修や教育制度が充実している企業も多いようです。

またケースバイケースですが、賞与が出ると月給が同じでも他の雇用形態と年収で大きく差がつくことも。退職金が支給されるのも基本的に正社員のみなので、経済面のメリットは大きいといえます。

デメリットは、まず単純に正社員として雇用されるのが難しい点です。雇用が安定しており、経済的にメリットがある正社員での就労は労働者にとってはメリットですが、企業にとっては負担になる場合もあります。正社員採用は、人件費コストが高く簡単に減らすこともできないため、企業は正社員雇用に慎重にならざるを得ません。

また、残業や休日出勤、転勤に応じなければならないなど、地位と待遇相応の責任と貢献を求められる点も人によってはデメリットに感じられるかもしれません。

一定のスペシャリストになれるチャンスがある契約社員

契約社員は3年以内の決められた期間で社員として働く雇用形態です。期間が決まっているため採用・入社のハードルが低めで、仕事の範囲も正社員よりも限定的なので、自分でキャリアの方向性を決めて働きたい人に向いています。

契約によりますが転勤はないケースが多く、残業についても「残業なし」の条件で契約しているなら応じる必要はありません。また、同じ企業で契約更新をまたぎながら5年以上勤務した場合、契約社員が希望すれば企業は無期雇用への転換に応じる義務があります。

デメリットは、正社員であれば受け取れるボーナスや退職金といった手当がないケースがほとんどなこと。5年継続で無期雇用転換のルールがあるため、5年経過しそうなタイミングで契約を打ち切られる、それ以前でも更新を拒否されると失職してしまう点です。

未経験向け正社員への登竜門、紹介予定派遣

紹介予定派遣とは、一定期間を派遣社員として勤務した後、当人と企業の合意があれば無期雇用へ切り替えるという派遣の形態です。企業にとって派遣期間は実質的な「お試し期間」になるので、いきなり正社員で募集するよりも気軽に採用できます。働く側にとっても、長く働ける環境かを見定めるチャンスになります。

社員未経験から正社員を目指すなら、紹介予定派遣は有力な選択肢と言えるでしょう。派遣社員として働いている間は派遣会社からのサポートを受けられ、慣れない環境でも安心して働けます。

デメリットは、必ず正社員になれるわけではない点です。年度によってばらつきがありますが、既定の派遣期間を過ぎた後に直接雇用を希望した人のうち、企業から直接雇用された人はおおよそ7割強。中には契約社員としての雇用を打診されるケースもあるので、事前に条件を確認しておいた方がいいでしょう。